吊り橋効果って？実際に効果はある？有効な使用方法は！？

昔から。恋愛テクニックとしてよく耳にする、【吊り橋効果】ですが、実際にはどういったものなのか？
今回は、吊り橋効果とは、一体どういったものなのかと言う事や、吊り橋効果が、実際に恋愛のテクニックとして、使用出来るものなのかと言う事について、お話していきたいと思います。

では、まず【吊り橋効果】というものが、どういったものなのか？と言う所からお話したいと思います。

吊り橋理論（つりばしりろん）とは、カナダの心理学者、ダットンとアロンによって1974年に発表された「生理・認知説の吊り橋実験」によって実証された感情の生起に関する学説。吊り橋効果、恋の吊り橋理論とも呼ばれる。

一般に感情は「出来事→その出来事への解釈→感情」という経路で発生すると考えられている[1]。恋愛で言えば「魅力的な異性に出会う→魅了される→ドキドキする」という経路である。心理学者のスタンレー・シャクターは、実際には「出来事→感情→その感情への解釈」という、感情が認知に先立つ経路もあると考え、情動二要因論という情動の認知説を唱えた[1]。情動二要因論を恋愛で言えば「魅力的な異性に出会う→ドキドキする→これは恋？」という流れとなる。

社会心理学者のドナルド・ダットンとアーサー・アロンは、感情が認知より先に生じるのなら、間違った認知に誘導できる可能性があると考えて「恋の吊り橋実験」を行った[1]。 実験は、18歳から35歳までの独身男性を集め、バンクーバーにある高さ70メートルの吊り橋と、揺れない橋の2か所で行われた。男性にはそれぞれ橋を渡ってもらい、橋の中央で同じ若い女性が突然アンケートを求め話しかけた。その際「結果などに関心があるなら後日電話を下さい」と電話番号を教えるという事を行った。結果、吊り橋の方の男性18人中9人が電話をかけてきたのに対し、揺れない橋の実験では16人中2人しか電話をかけてこなかった。実験により、揺れる橋を渡ることで生じた緊張感がその女性への恋愛感情と誤認され、結果として電話がかかってきやすくなったと推論された[1]。
引用元URL：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8A%E3%82%8A%E6%A9%8B%E7%90%86%E8%AB%96

というものが、一般的に【吊り橋効果】と言われているものなのですが、実は、この吊り橋効果というものは、一般的認知がここまでなのですが、実は以下の様な、研究結果があるのです。

メリーランド大学のグレゴリー・ホワイトは、吊り橋の緊張感を恋愛感情と誤認するには、実験で声をかける女性が美人かどうかで結果が左右されるのではと考えた。実際にメイクで魅力を低下させた女性で同様の実験を行ったところ、美人ではない場合には吊り橋効果は逆効果であることがわかった[1]。
引用元URL：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8A%E3%82%8A%E6%A9%8B%E7%90%86%E8%AB%96

この様に、吊り橋効果というものは、逆効果にもなり得ると言う研究結果があるのです。

では、吊り橋効果は、恋愛テクニックとしては使えないのか？私の見解としては、一概には言えませんが、答えはYesです。
吊り橋効果というもの自体は、恋愛テクニックとして使用する事は、正直上級者でなければ、かなり難しいと私は思っています。
何故かと言うと、確かに対象者に対して、恋愛感情を錯覚させる事も可能ですが、上手く使用出来なければ、逆に悪印象を強めてしまう可能性も、高いと言う点を考えると、あまりおすすめする事は、出来ない方法だと思っています。

一般的に言われている、恋愛テクニックの吊り橋効果というのは、恐怖心を利用したもので、本来の吊り橋効果とは、少しずれています。
私は、これは、吊り橋効果とストックホルム症候群の中間にあるようなものだと思っています。

女性が恐怖を覚える様な状況下で、頼る男性があなたしかいない、となった時に、恐怖心からくる、あなたに対する信頼性の上昇と、吊り橋効果による錯覚があってこそ、初めて成立し有効な1手となるのが、吊り橋効果です。
下手に吊り橋効果を使用すると、あなたに対しての、信頼性や恋愛的感情に左右されて、逆効果となる可能性もあると言う事を踏まえて、吊り橋効果は使えないと私は、考えています。
心理学は、知っていると、とても有効に使用する事が出来るものですが、しっかりと理解していないと、このような逆効果となる事もあると言う事を、しっかりと理解して、使用して頂きたい。