時代と共に移り変わる結婚に求める要素『３高・３平・４低』

女性が結婚相手の男性に求める要素という物は時代と共に変化している。
バブル期には『３高』との男性が好まれ、バブル崩壊後は『３平』が好まれた。

しかし、現在では３高どころか、３平すらも古く、現在求められているのは、『４低』と言う要素。
今回は、結婚を求める男性が、女性にアピールする重要なポイントになる、３高・３平・４低などの話をしよう。

【バブル期に求められた３高！？】

日本の経済が潤っていたバブル期には、女性の求める理想も高く３高と言う要素が求められた。
女性が結婚相手にも貯める要素として、『高学歴・高収入・高身長』と言った、高の付く３つの要素が結婚相手には求められた。

これは経済が潤い、高騰していたバブル期ならではで、多くの人間が経済的に余裕があり、女性が結婚相手となる男性に求める要素も自然と高くなっていた。
景気が潤っている為、『高収入』は当たり前。
学歴が高ければ更に高収入を見込めるので『高学歴』も、もちろん一つの要素として求められる。
人々がステータスを求める時代だった為に、自力で得る事の出来ない『高身長』と言う要素も大きな要素の一つとなった。

これらの要因によって、女性が結婚する相手となる男性に求める条件が、『高学歴・高収入・高身長』と言う３つの要素、『３高』が求められる様になった。

【バブル崩壊後には３平が求められた！？】

バブル期には「３高」と言う３つの高いステータスが求められたが、バブル崩壊後には経済が破綻し、経済的にも余裕が無くなり、困窮する者が増え『３平』と言う要素が強く求められる様になった。

この『３平』と言うのは、『平均的な年収・平凡な外見・平穏な性格』と言う３つの要素で、バブル期の様に高水準のものに夢を抱くよりも、バブル崩壊後の安定感の無い不況の中で、安定している現実的ものを求める傾向になった。
安定した現実的な生活を求める為に、高収入よりも『平均的な収入』の男性が好まれる様になった。

一度は夢を見る「イケメンとの結婚生活」よりも、高望みをしない現実的な自分のレベルに合っている『平凡な外見』の男性が好まれる様になり。
浮気や女遊びの危険性が高くなるイケメンの男性よりも、リスクの低い『平凡な外見』をしている男性の方が求められる様になり。
DVやパワハラなどのリスクの高い、感情の起伏が高い男性よりも、『平穏な性格』をしている男性の方が好まれる様になった。

この様な要素から、バブル崩壊後の不況では、女性が結婚相手の男性に求める要素が、『平均的な年収・平凡な外見・平穏な性格』と言った３つの要素が、強く求められる様になった。

【今現在求められている要素は４低！？】

バブル期には３高、バブル崩壊後の不況では３平と言う要素が求められて来たが、現在では結婚相手の男性に求められる要素が更に変化し『４低』と言う要素が求められるようになってきている。

バブル期に求められたのは、他の人間には無い「ステータス」的要素。
バブル崩壊後に求められたのは、高水準よりも「安定感」のある要素。
そして現在求められているのは、平凡な安定よりも更に『危険性』の低い要素である。
その結果、女性が結婚相手に求める要素が、３高から３平へと変わり、「４低」へと変化してきたのである。

『４低』とは、『低姿勢・低リスク・低依存・低燃費』の４つの要素で、生活や収入面の安定性よりも、収入や生活面が不測の事態によって崩れても危険性の少ない、また不足の事態でも崩れにくい様な、危険性の低い４つの要素を兼ね備えている『４低』をもつ男性が、結婚相手として好まれる様になった。

横柄な振る舞いや、偉そうな態度でトラブルを起こしやすい・巻き込まれやすい男性では無く、トラブルに巻き込まれる・トラブルを起こしにくい『低姿勢』な男性を求め。
例えば、自営業の様な高収入も見込めるが失敗すれば収入が無くなる様な、得るものも大きいがリスクの高い仕事に就いている人間よりも、得るものが大きくなくとも公務員などの安定性が高くリスクの低い職に就いている人間などの、ギャンブル性が低くリスクを避ける『低リスク』の男性を好み。
家事や子育てといった家の事は、妻に任せっきりの亭主関白丸出しの依存性が高い「昭和の夫」タイプの男性よりも、家事や子育てにも率先して協力する様な、妻に依存性の低い『低依存』の男性が支持される様になり。
昭和気質の豪気な男性よりも、節約・倹約家であり、趣味などに没頭して浪費をしない、出費の少ない『低燃費』の男性が良いと言われる様になった。

この様な変化によって、現在では「女性が結婚相手の男性に求める条件」と言うのが、『３高』から『３平』へと変化し、現在の『４低』に移り変わった。
時代の流れと共に求められる要素は変わり、その時代に合った要素が求められるので、結婚を求めているのであればその時代背景に合った要素を兼ね備える事が重要と言えるだろう。